ネットゲーム回線速度を測るPing値とは?高い / 低いどっちがいいか解説

ネットゲームやオンライン要素のあるゲームをやっているとよく話題になるのがPing値

PS4などのゲーム機の機能で測れるのはネット速度のみでPing値は測定できません。が、ゲームによってはゲーム内で表示させることができます。(PS4版オーバーウォッチとか)

特に高い反応速度とシビアなタイミングの世界を生きるFPS、格ゲーならPing値の意味は知っておきたいところ。

Ping値とは

オンラインゲーム・ネットゲームで重要なネット速度を示すPing値とは

Ping値のイメージ。

Ping値とは、操作や音声などのデータ=パケットがサーバーにいって帰ってくるまでの時間です。

この往復が早ければ早いほどタイムラグがなくネットゲームを快適にプレイできる、ってわけです。

Ping値と同じ意味を持つ言葉にレイテンシ(Latency)やラウンド・トリップ・タイム(RTT)などがあります。

もともとPingはレイテンシを測るために使われるコマンドの名前。

「 Pingを打ってレイテンシ値を確認する 」的な使われ方をされていましたが、いつの間にやらPing値などとレイテンシそのものを指すようになりました。

Ping値は低い方がいい

一般的に測るネット速度は 上り50Mbps / 下り100Mbpsなどと出ます。車のスピードと同じく、bps単位での測り方では数字が大きいほど回線速度が速い=快適って図式です。

が、Ping値は操作データをネット回線経由でサーバーに送ってから結果が返ってくるまでの時間。

なので、Ping値の数値が小さいほど速度の速い回線ということになります。

Ping値の単位はms(ミリセカンド)。つまり、1000分の1秒単位の時間で測られます。10msなら100分の1秒、1msなら1000分の1秒。

仮に1000msなんて数値が出たら応答速度1秒。ラグくてとてもできるような状況ではありません……

速い?遅い?Ping値の目安

Ping値は短ければ短いほどいいのは先述の通り。

目安としてPingが10ms未満、1桁台ならかなり速いといえます。20ms程度までならさほどストレスなくプレイできるレベル。

しかし、例えばPing値が50ms以上となると少々遅いといえるでしょう。

問題はネット速度や平均的なPing値より安定性

近頃の光回線の速度は上りも下りも非常に速いため、ネット速度そのものが問題になることは少なくなりました。

で、その数値だけみて「 これなら有線じゃなくて無線LAN(Wi-Fi)でも十分ネットゲームできるじゃん 」と思ってしまうかもしれません。

だがしかぁ~し!戦いは安定性だよ兄貴。

測定したネット速度が十分速く、Ping値が例え1msしかなかったとしても、Ping値が安定していなければ意味がないのです。

実はWi-Fi環境下ではPing値が不安定になりやすく、瞬間的に爆上げして超ラグくなることがよくあります。

ネットブラウジングや動画を観る用途であれば一時的にPing値が上がりレスポンスが悪くなっても大した問題にはなりません。

しかし、複数の人数で動きを共有するネットゲームでは、ときどきにしてもPing値が不安定だとラグの原因になります。

そのままでは自分だけでなく、一緒にプレイする相手もラグぐてまともにプレイできません。最悪、ゲームサーバーから弾かれてしまいます。

Ping値が不安定な人がゲームのホストに選ばれた日にはもう全員道連れ。最悪です。

測定値でネット速度やPing値が十分と思えても、可能な限りWi-Fiではなく有線LANを使うように心がけましょう。

っていうかWi-Fiはオンラインにくんな。Switchでもドックにつける有線LANのUSBデバイスあるから。

まとめ:ネットゲーム回線速度を測るPing値とは?

  • Ping値とはネット速度を測る目安のひとつで、送信したパケットがサーバーにいき返ってくるまでのレスポンスタイムを指す
  • レイテンシ、 ラウンド・トリップ・タイム(RTT)ともいう
  • Ping値が低い方がいい(=ネット速度が速くデータ伝送にかかる時間が短いので)